マンゴーの樹で できるだけ熟してから収穫します
1つ1つのマンゴーに手で保護ネットを覆いかぶせ、
大切に育てたマンゴーが害虫や雨水で痛まないように保護します。
そして毎年6月中旬から7月中旬までの短い収穫時期に1つ1つ丁寧に収穫していきます。
私たちの農場出荷基準として、台湾内向けではすぐ食べられるように、
糖度を16度を目安に出荷しています。
日本向けでは収穫後から日本のお客様の手に渡るまで
1週間程度の時間を要するため、糖度を16度まで熟させてしまうと、
お召上がりいただくく際に美味しさのピークを過ぎてしまうことが懸念されてしまうため、
私たちの農場出荷基準としては、糖度14度~15度を出荷目安にしています。
台湾のアーウィンマンゴーの発祥の地
台南市玉井地区
1960年代に台南市玉井地区では、
台湾で初めてアーウィンマンゴーの栽培が始まりました。
台湾の大きさは日本の九州とほぼ同じくらいの大きさで、
決して大きいとはいえません。
台南市玉井聯與青果生產合作社は
約60軒の生産者から構成されており、
代表生産者の林さんが栽培する
マンゴーの栽培面積は約30haであり、
北海道の農家1軒あたりの平均耕地の30.2ha(※)と
ほぼ同等であり、台湾でも有数の大規模農場です。
マンゴーを1つ1つ丁寧に栽培しており、
人の手で大切に収穫されます。
1970年以降日本では沖縄県、
近年は宮崎県などのアーウィン種がありますが、
それ以前より台湾台南市玉井地区では
アーウィンマンゴーが栽培されているため、
栽培技術も非常に研究されており、
常に良質で美味しいアーウィンマンゴーの栽培が可能です。
(※)北海道の農家1軒あたりの平均耕地面積は30.2haであり、都府県平均の13.7倍です。(北海道庁 2020年調べ)
白亜土(はくあど)の石灰質の土壌
台南市玉井聯與青果生產合作社は、
白亜土(はくあど)の石灰質の土壌が特徴のマンゴー農場です。
これは、台湾玉井地区全体ではなく、当社ならではの農場の特徴となります。
白亜土の石灰質の土壌というのは世界的にも少なく、
有名な場所では、シャンパンの名産地であるシャンパーニュ地方が
この土壌であることが知られています。
白亜土は多孔質の白い堆積炭酸塩岩で、貝殻や古代の海洋生物が残っています。
また、土壌の特徴としては、水はけが良いことに加え、
乾期には貯水池のような役割を果たし、マンゴーに安定した水分源を提供してくれます。
それによってマンゴーの熟度、香り、程よい酸味のバランスの取れたマンゴーに仕上がります。
土壌成分としては、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
土壌のpHは、7.3~7.6と弱アルカリ性になります。
持続可能な農業の実践と安心安全の第三者認証
台南市玉井聯與青果生產合作社では、
農場では国際認証のGlobal GAPを台湾で唯一取得しており(2024年2月現在)、
食品安全、労働環境、環境保全に配慮した『持続可能な農業』を推進しています。
また、自社工場は食品の国際認証の『HACCP』を取得しており、
同時に『ISO22000』も取得しているため、
生産から加工まで第三者認証を受けることで
安心安全で且つ高品質な商品づくりを目指しています。
すべて空輸、産地直送で日本に到着します
収穫日と同日に農場から同市内にある日本政府指定の検査場で所定の検査および処理を経て、
それから1日〜2日後には台湾桃園国際空港から日本の空港に到着します。
その後、日本の空港で所定の検査を経て日本の売り場に並び、
皆さまにお届けします。
※本スケジュールは収穫から日本に到着するまでのおおよそのスケジュールであり、確約するものではございません。